HOME | New臨床工学技士まとめサイト | 治療機器学 | カテーテルアブレーション治療

カテーテルアブレーション装置

【原理、構造】 

  • 対極板を使用する。
  • ジュール熱より心筋を熱凝固する。
  • カテーテル先端は50~60℃に熱せられ、接触した心筋は凝固壊死する。
  • カテーテル先端に温度センサが内臓されている。
  • 通電中はインピーダンスを監視し、急激な変化が発生した場合は自動停止する。
  • 深達度3~5mm範囲の心筋組織を壊死させる。
  • 電極カテーテル先端から300~700kHzの高周波電流を通電する。
  • 心臓電気刺激装置を使用する。
  • 心筋の異常興奮部位を選択的に焼灼する治療法である。
  • カテーテルは主に内頸静脈、大腿静脈(または動脈)から挿入する。
  • 心臓の3D画像上に電気活動をカラー表示できる。
  • 不整脈の原因部位の診断に3Dマッピングシステムを用いる。
  • 血栓などの合併症対策として、カテーテルからの生理食塩液を流すことによりカテーテル先端の血栓形成を予防するイリゲーションカテーテルなどが使用されている。
  • カテーテル周囲に血栓を生じさせないように抗凝固剤を用いる。

 
 
【適応】 
カテーテルアブレーションの適応

  • 頻脈性不整脈
  • 発作性上室性頻拍
  • 心房頻拍
  • 心房粗動
  • 心室頻拍
  • WPW症候群 など