筋収縮の仕組み
【第31回】、【第32回】、【第35回】、【第36回】、
滑走説
- 運動神経の興奮が筋繊維に伝わると、筋小胞体からCa2+が放出される。
- その結果、ミオシンが活性化され、ATPが分解される。このときに放出されるエネルギーを用いて、アクチンフィラメントがミオシンフィラメントの間を滑りこみ、筋肉が収縮する。
- 骨格筋は収縮しているときに、活動電位が見られる。
アクチンとミオシン 引用:丸山カイロプラクティック
※追加
【第28回】、【第34回】、【第35回】、
- 筋肉に蓄えられるグリコーゲンを筋グリコーゲンと言う。体内のグリコーゲンの8割強が筋グリコーゲンとして蓄えられており、運動においてとても重要な役割を果たしている。
- 筋肉が収縮する際に使用されるエネルギーは筋肉内のグリコーゲンを分解して出来るATPという物質と脂肪が分解して出来た遊離脂肪酸によって作られる。
- この分解反応に酸素が使われないため、無酸素性運動という名が与えられている。
- グリコーゲン分解の際に、乳酸が生成され、これは筋肉の収縮を阻害する働きをするため疲労物質とも呼ぶ。この状態が続くと乳酸の増加と筋肉内のグリコーゲンの枯渇によって筋肉は収縮が困難になる。