細胞の働きまとめ
【第30回】【第31回】【第32回】【第33回】【第34回】
核 | 核 | 染色体と核小体を含む。 |
核酸 | DNA、RNAに分けられる。 遺伝情報はDNA(デオキシリボヌクレオチド三リン酸)に塩基配列として保存されている。塩基には、アデニン(A)、チミン(T)、グアニン(G)、シトシン(C)の4種類が存在し、A-T、G-Cが互いに水素結合を介して向かい合って結合する。これらが全体として二重らせん構造をどる。 通常DNAは2本鎖の二重らせん構造をとっているが、タンパク質を合成するとき、二重らせんがほどけて1本鎖になる。すると、ほどけた1本鎖のDNAの塩基に、mRNA(メッセンジャーRNA)が結合する。 |
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核小体 | RNAの合成 RNAは一重らせん構造 |
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細胞質 |
細胞膜 | 細胞膜は細胞質を包み込む 細胞内外の物質代謝、膜電位の発生、脂肪二重層(静電容量1μF/cm2のコンデンサ) 脂肪の二重層(コレステロール、タンパク質、リン脂質) →ヒトの細胞膜を構成する |
ミトコンドリア (糸粒体) |
ATPを合成、供給。細胞内呼吸 ミトコンドリアは細胞のエネルギー代謝をつかさどる細胞内小器官 |
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ゴルジ体 | 分泌物質の合成と貯蔵。タンパク質への糖付加。 | |
中心体 | 細胞分裂に関与 | |
リボソーム (小胞体) |
タンパク質の合成 粗面小胞体 : リボソームが結合している小胞体。タンパク質の合成 滑面小胞体 : リボソームが結合していない小胞体。脂質の生合成。 |
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リソソーム (ライソソーム) |
加水分解酵素を含み、不要物質を分解処理 | |
細胞骨格 | 細胞形体の維持、細胞質の支持体として細胞をまとめたり、細胞内小器官を形成 |
- 染色体異常
- ダウン症候群、ターナー症候群、パトウ症候群、エドワーズ症候群 など