肺・気管・気管支の解剖
【第31回】、【第32回】、【第35回】、【第37回】
- 右肺の方が左肺より少し大きい。
- 右肺は3葉、左肺は2葉であるしかし左右の容量の差はせいぜい1割程度である。
- 気管は喉頭に続く長さ10~12cm、直径2cmの管で、食道に沿って胸腔を下る。
- 気管は食道の前方にある。
- 気管の壁には後周に気管支軟骨が存在(U字型)する。
- 気管は左右気管支に分かれる。右気管支のほうが左より短く傾斜角が急(右25°、左45°)。
- 気管支は気管から肺内で約23回枝分かれして肺胞に至る。
- 気管から終末細気管支までは線毛がある。
- 終末細気管支はガス交換に関与しない。
- 終末細気管支までは呼吸運動に伴ってガスが通る通路であり、ここではガス交換は行われない。
- 気管支動脈は肺の栄養血管である。