心周期
- ① 心房収縮期
- ② 等容性収縮期
- 三尖弁、僧帽弁が閉じる
- ③ 駆出期
- 大動脈弁、肺動脈弁が開く
- ④ 等容性拡張期
- 大動脈弁、肺動脈弁が閉じる
- ⑤ 急速流入期
- 三尖弁、僧帽弁が開く
- ⑥ 緩徐流入期
心室収縮期
- 収縮期は、等容収縮期と駆出期にわけられる。
- 左心系でみると、Ⅰ音の僧帽弁成分からⅠ音大動脈成分までを等容収縮期と呼ぶ。
- この間、左室内容積は変化せず、左室内圧は上昇する。
- Ⅰ音大動脈成分からⅡ音大動脈成分までを駆出期と呼ぶ。
- この間、大動脈弁が開いて血液が拍出される。
心室拡張期
- 拡張期は等容弛緩期、急速充満期、緩速充満期、前収縮期にわけられる。
- 左心系ではⅡ音大動脈成分から僧帽弁開放まで、右心系ではⅡ音肺動脈成分から三尖弁開放までを等容弛緩期という。
- この間、心室内容積は変化せず、心室内圧は下降する。
- 房室弁が開放して心室へ急速に血液が流入する期間を急速流入期(充満期)という。
- このときⅢ音が出現する。
- 心房から心室への緩やかな血液の流入が続く次期を緩速(充満期)充満期という。
- 心房の能動的収縮により血液が心室に送り込まれる時期を前収縮期、あるいは心房収縮期という。
- このとき、Ⅳ音が生じる。