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呼吸計測と換気力学

【換気力学】 

  • 肺拡散能力では、ガスが肺から血液中へどれだけ通過しやすいかを検査する。
  • 流量は流速と断面積の積によって求められる。
  • 1回分の呼気と吸気の測定流量を積分することで1回換気量(換気体積)が求まる。
  • 少量の一酸化炭素(CO) を含んだ混合ガスを吸入して、一定の後に呼出すると血液中に拡散したCO濃度が低下することを利用して検査する。
  • 気道抵抗の測定は、スパイロメータによる努力性肺活量の検査のほか、広域周波オシレーション法などで測定される。

 
 
【肺コンプライアンス】  

  • ボリュームの変化/圧力の変化で計算される。
  • 肺胸郭コンプライアンスには、肺内に流入したガス量によって肺胸郭が拡張した状態から求める静的コンプライアンスと、肺にガスが流入してくるときに肺胸郭がどれだけ拡張しやすいかを表す動的コンプライアンスの2つの指標がある。
  • 静的コンプライアンスは純粋な肺胸郭の膨らみやすきを表す。
  • 動的コンプライアンスはガスが流入する際の流入抵抗が含まれる。