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脳磁図の計測

【SQUID磁束計】 

  • 脳磁図 (MEG) は、脳の神経細胞の活動に伴って誘起される磁場を計測している。
  • 計測には超伝導センサであるSQUID磁束計を使用し、冷却に液体ヘリウムを用いる必要がある。
  • 脳磁図で計測する磁場に対して生体の透磁率が空気とほぼ同じで影響しないため、電流源からの磁場を正確に計測できる。
  • 脳波計よりも空間分解能が優れている。
  • 測定する際は被験者が身につけている磁性体が、可能なかぎり取り去られているかを確認する必要がある。
  • 頭蓋内電極、ペースメーカ留置患者、人工内耳留置患者などに脳磁図検査は禁忌である。
  • 磁気シールドルームが必要である。
  • てんかんの異常興奮の発生場所の特定に用いる。
  • 体性感覚誘発脳磁図は皮膚への電気刺激を用いる。