膵臓の働き
【第27回】、【第33回】、【第40回】
- 膵臓は胃の後ろにある長さ15cmぐらいの臓器。
- 後腹膜腔にある。
- 膵臓の太い部分より、膵頭部、膵体部、膵尾部に分かれる。
- 消化液を分泌する外分泌機能と、ホルモンを分泌する内分泌機能をもっている。
- 膵液中の消化酵素の活性はpHに依存する。
- 膵液は、膵管を通して十二指腸内(ファーター乳頭)に開口している。
- 膵液は糖質を分解するアミラーゼ、たんぱく質を分解するトリプシン、脂肪を分解するリパーゼなどの消化酵素、核酸の分解酵素を含んでいる。
- 膵臓のランゲルハンス島細胞からは、糖の代謝に必要なインスリン、グルカゴン、ソマトスタチンなどのホルモンが分泌される。
- インスリンは、血液中の糖を使ってエネルギーを作りだす。
- インスリンは脂肪細胞へのブドウ糖の取り込みを直接的に促進する。
- 血液中の糖(血糖値)が低下すると、グルカゴンが分泌され、肝臓に糖を作らせて血糖値を上昇させる。
- インスリンとグルカゴンによって、血液中の糖の量が一定に調節されている。
膵臓の構造 出典:おなかの健康ドットコム 膵臓の役割