胃の働き
【第27回】、【第30回】、【第34回】、【第40回】
- 胃が果たしている役割は、攪拌と貯蔵である。胃の中で食物を胃液をよく混ぜ合わせ粥状にして、十二指腸の消化の進み具合に合わせて食物を一時的に蓄える。
- 胃は食道と十二指腸の間に存在する袋状の臓器で、大まかに胃底部、胃体部、幽門部の3つに部位に分けられる。
- 胃の入口は噴門である。
- 食道とは噴門でつながっている。
- 胃の粘膜は腺上皮である。
- 胃には壁細胞が存在する。
- 壁細胞は胃腺の中央部に位置し、塩酸や糖タンパクからなる胃内因子を分泌する。
- 胃液の主な消化酵素であるペプシンはタンパク質を分解する働きを持つ。
- 胃液は強い酸性である。
- アルコールは胃液の分泌を活発化させる。
- 食物の胃滞留時間
- 炭水化物 :2~4時間
- タンパク質 :4~6時間
- 脂質 :7~8時間
- 胃の動きは腸管と同じく平滑筋の作用によるものである。
胃の構造 出典:gooヘルスケア 胃の構造とはたらき・消化管最大の臓器