汗をかくと体温が下がる
【第30回】、
- 発汗は体の熱放散に重要な役割を果たしている。
- 汗が蒸発するとき熱をうばう。 →体温が下がる。
- これを気化熱といい,水1mLにつきおよそ0.6kcalであるつまり100mLの汗が蒸発すると60kcalの熱をうばうことになり,体重60kgの人の体温を1℃下げることができる。
- 気温が体温より高くても汗は体温を下げる。
- 輻射や対流では熱は高い方から低い方ヘ移動するので,気温が体温よリ高いと体温を上げてしまう。しかし,汗は体内の熱を汗に乗せて捨てることができるうえ,気化熱は必ず体温を下げる方向にはたらく。