骨の代謝
【第25回】、【第27回】、【第32回】、【第37回】、
- 骨塩は主としてカルシウムとリンからなる。
- 骨にはコラーゲンが含まれる。
- ビタミンDは骨代謝に働き骨を作る。
- ほとんどの骨は軟骨内骨化で作られる。
- 骨端付近(軟骨部)で骨の長軸方向の成長が起こる。
- 骨は約97%のCaを貯蔵し、必要に応じて血液中のCa量を調節する。(人体のCaのうち遊離イオンはごくわずかである。)
- 副甲状腺機能亢進症は二次性骨粗鬆症を来す。
- 骨量 : 破骨細胞と骨芽細胞によるリモデリングで増減
- 女性は閉経後骨量が減少する。
- 骨粗鬆症は単位体積当たりの骨量が減少した状態をいう。
- 代謝を促進させるのはパラソルモン(PTH)。→PTHは骨からカルシウムを溶出させる。
- 代謝を抑制させるのはカルシトニン。
<骨の代謝(リモデリング)>
- 骨は、成長期に活発に作られて、20歳代で骨量はピークを迎える。
- 更年期以降には骨吸収が増加する。
- 40歳代くらいまではおよそ一定しているが、その後は、年齢とともに減少していく。
- 骨は成長期が終わっても、「リモデリング」という代謝を繰り返す。
- リモデリングとは、骨を壊す働きをする「破骨細胞」が骨を吸収(骨吸収)する一方で、骨を作る働きをする「骨芽細胞」が、破骨細胞によって吸収された部分に新しい骨を作る(骨形成)ことである。
- このリモデリングが絶えず続けられることで、1年間に20~30%の骨が新しい骨に入れ替わる。