滅菌法の種類

加熱滅菌 高圧蒸気滅菌
   115℃・30分間   
   121℃・15分間   
   136℃・ 3分間  
耐熱性のもの。金属類、布製品など
乾熱滅菌
   160℃~170℃・1~2時間
   180℃・30分
耐熱性のもの。ガラス器具、陶器類
火炎滅菌
   火炎中で20秒
焼却
ガス滅菌 エチレンオキサイドガス(EOG)
   滅菌温度 37~60℃
   滅菌時間 2~4時間
   エアレーション 8時間以上
※浸透性に優れているため、包装のまま滅菌できる
熱に弱い医療器材に使用。プラスチック製品、ゴム製品など。

 欠点として残留毒素あり。発ガン性あり
過酸化水素
プラズマ滅菌
高真空下で過酸化水素を用い、高周波放電によりプラズマを発生させ、発生するフリーラジカルの作用により滅菌する。
   滅菌温度 45~55℃
   滅菌時間 45~75分
熱に弱い医療器材に使用。欠点としてガーゼ、布類、紙には使用できない。また、ナイロンなどの合成繊維は変色する可能性あり
放射線滅菌 コバルト60の γ線 を使用
 浸透力が強いため密封包装したまま滅菌できる。
熱に弱い医療器材に使用。プラスチック製品、ゴム製品など

 
全般
【第26回】、

  • 滅菌作用は微生物のタンパク凝固や酵素系の不活性による。
  • 熱による滅菌効果は湿性滅菌状態の方が乾性状態よりも高い。
  • ダイアライザの滅菌
    • 高圧蒸気滅菌
    • γ線滅菌
    • 電子線滅菌