最高血圧と最低血圧

【第39回】
 

  • 最高血圧(収縮期)と最低血圧(拡張期)との差を脈圧という。
      • 例えば、最高血圧が140mmHg,最低血圧が80mmHgの時の脈圧は140-80=60mmHgである。
  • 下腿の収縮期血圧は上腕よりも10~20mmHg高くなる。
      • 平均血圧は不変である。
  • 吸気時に収縮期血圧は低下する。
  • 平均血圧は最低血圧に脈圧の1/3を加えたものである。
  • 肺動脈圧は大動脈圧より低い
      • 動脈圧は収縮期でも30mmHg以下であり,平均血圧は約15mmHg程度である。しかし,血流量は体循環と肺循環は同じである。このことは肺の血管抵抗は小さいということを意味している。
  • 静脈には逆流を防ぐ弁がついている。
  • 動静脈圧は体位によって変わる。
  • 運動をすると静脈の流れがよくなる。
  • 中心静脈圧はおよそ3~10cmH2Oである。
  • 心不全ではその上流にうっ滞がおこる。
      • 心臓の働きが低下した病態を心不全という。この時はポンプとしての機能が不十分なので,送り出せなかった分の血液がその上流にうっ滞する。