皮膚温は皮膚血流に比例する

【第37回】、【第40回]
 
 

  • 皮膚を流れる血液量の増減は体温調節に関与している。
  • 皮膚の血管が拡張すると皮膚温は上がる。
      • 血管が開くと血流量が増加し皮膚温は上がる。暑いときは血管が開き熱を皮膚から逃がそうとする。
      • 皮膚血流量が増加すると体温は低下する。→熱放散が増加するため
  • 皮膚温は通常男性より女性の方が低い。
  • 寒冷環境下では皮膚に血液を送る細動脈は収縮する。
      • 低い外部温を感知すると血中温度が下がらないように調節している。
      • 皮膚では血流量を増やすために動脈と静脈とが吻合している。
  • 寒冷時には体温を逃がさない方がよいので皮膚の血流量は低下する。その結果,皮膚は冷たくなり,極度に冷えると凍傷になる。