医用電気機器の安全基準
【第40回午後53】
- 永久接地型機器とは、工具を使用しなければ取り外せない永久的な接続の方法で、電源(商用)に接続する機器である。
- 接触可能金属部は工具をつかわずに接触できる金属部分である。
- 高電圧とは、交流1000Vを超えるか、または直流1500Vもしくはピーク値1500Vを超える電圧のことである。
- 安全特別低電圧とは、変圧器又はコンバータに定格電圧を与えた時に、安全特別低電圧変換器または同等の電気的分離をもつ装置によって得られる電源(商用)及び大地から切り離された導線間の定格値が交流25V又は直流60Vを超えない電圧をいう。
BF形
- 装着部はマクロショックによる心室細動を防護できる。
- マクロショック対策がされている。
- マクロショック最小感知電流の1/10である、0.1mA以内に抑えられる。
- 除細動器を使用する場合は誘導コードの接続を外す。
- 患者装着部は非接地(フローティング)になっている。
CF形
- Cはcardio(心臓)、Fはfloting(浮いた)を意味する。
- CF形装着部以外の心電計の患者保護ヒューズは5mAである。
- 食道誘導心電図はCF形の心電計を使用して測定する。
- SIP/SOPへの外部電圧を印加した場合の患者漏れ電流と患者測定電流の許容値は同等である。
- 保護接地していない金属の接触可能部分へ外部電源を印加した場合の患者漏れ電流はCF形は試験対象外とできる。
- JIS T 0601-1における「装着部」に該当
- 電気メスの対極板
- 脳波計の誘導コード
- 血液ポンプのチューブと送血カニューレとの接合部