心電計の特性
【第36回午前50】【第37回午後08】【第39回午後02】【第40回午後15】
- 電極は、四肢誘導用の4個と胸部誘導用の6個の合計10個が装着される。
- 6つの四肢誘導と6つの胸部誘導からなる。
- 胸部誘導は単極誘導である。
- 胸部誘導の導出においても四肢電極は必要である。
- 第Ⅰ誘導は右手と左手の双極誘導である。
- Ⅰ誘導とaVLは左心室側壁の情報を提供している。
- 第Ⅱ誘導、第Ⅲ誘導は、それぞれ右手-左足、左手-左足の双極誘導である。
- 第Ⅱ誘導は左足電極と右足電極の電位差を測る。
- Ⅱ誘導、Ⅲ誘導、aVFは、心臓の下壁の情報を反映している。
- Ⅱ誘導は右手と左足の電位差を表す。
- Ⅱ誘導はⅠ誘導とⅢ誘導の和である。
- 第Ⅲ誘導は第Ⅰ誘導と第Ⅱ誘導から算出できる。
- 第Ⅲ誘導は左手電極と左足電極の電位差を測る。
- V1誘導電極は第4肋間胸骨右縁上に装着する。
- V2誘導の電極は第4肋間胸骨左縁に張り付ける。
- V6では上向きのR波が大きく観察される。
心電図電極の貼り方 出典:看護師転職サイトランキング ~看護師の基本!12誘導心電図の読み方とは?取り方(貼り方)は?
- aVR誘導は左手と左足の中点電位を基準とす右手の単極肢誘導である。
- aVFはⅠ、Ⅱ、Ⅲ誘導の任意の2つから算出できる。
- aVF誘導はVF誘導の1.5倍の電位変化を表す。
- 正電極に校風が向かう場合に波形は陽性に振れる。
- 胸部誘導の導出は不関電極として中心電極を用いる。
- 中心電極は右手、左手、左足の電極に5~10kΩの抵抗をつないで1点に結合したもの。
- 電位はほぼゼロに近くなる。
- 生体電気信号の単極誘導、双極誘導がある。
- QRS平均電気軸は双極誘導から求めることができる。 →標準肢誘導で計算できる。
- 単極胸部誘導では不関電極として右手、左手、左足を抵抗で結合し(ウィルソンの結合端子)、関電極として胸部に置かれたV1~V6の電極にて誘導する。
- ベクトル心電図にはフランク誘導が用いられる。
- 低域の周波数特性は時定数によって規定される。
- 周波数特性はサーマルアレイ式が熱ペン式より優れている。
- ハムフィルタを入れると心電図波形のQRSがひずむ。
- 電極の接触インピーダンスは低域周波数領域において、周波数と反比例の関係にある。
- 高域周波数領域では電極の性能に影響されることはない。
心電図誘導電極の右手と左手を逆に装着すると
- aVRとaVLの波形が入れ替わる。
- 単極胸部誘導の波形は正常に記録される。
- 第Ⅱ誘導と第Ⅲ誘導の波形が入れ替わる
- 第Ⅰ誘導の波形が反転する。
- aVFの波形は正常
- 負電極(-)である右手と左手の中間端子(不関電極)の電位は変わらない
- 胸部誘導(V1~V6)は正常
- 負電極(-)であるWilsonの結合端子(不関電極)の電位は変わらない。