治療の概要
【第40回午前58】
- HIFUは超音波を体の内部に集めて、熱エネルギー(熱的作用)およびキャビテーション(非熱的作用、振動作用)さらに化学的作用(タンパク凝固など)を起こす。
- この装置は主にがん治療を目的として、体外から悪性腫瘍部分にエネルギーを集中させる。
- 1秒間の照射で3mm×3mm×10mm程度のがん細胞を破壊する。
- がん細胞の焦点温度は60℃以上となり、がん細胞は凝固・壊死する。
- HIFUでは、深部まで十分な強力な超音波を集中させることができる。
- 治療には体表面に装着した振動子を並べて、電子制御された駆動パルスにより超音波波動の波面を1カ所に集中させる。
- 放射線とは違い、被爆の危険性はない。
- 1回の治療時間は90分程度で、1~2回行う。
集束超音波治療法(HIFU)出典:医療法人再生未来、集束超音波治療法HIFU