各種走査方式の比較

  リニア走査 セクタ走査 コンベック走査 ラジアル走査
走査形状 ビーム直線状に走査 ビームを扇形に走査 ビームを円弧状に走査 ビームを円周360°に走査
特徴  近距離で広視野が得られる
 小型形状に作成しやすい
 肋間を通し肝ドーム走査がしやすい  深部で広視野が得られる。
 圧迫走査がしやすい
 体腔内から全周視野を得る。
用途  腹部検査
 体表組織
 乳腺検査
 甲状腺検査
 循環器一般検査  腹部一般検査  経食道消化器検査
 経直腸前立腺検査


 

  • 超音波断層像は反射エコーの時間差を利用して抽出する。
  • 超音波の周波数が高いほど距離分解能が良い。
  • 組織中の音響インピーダンスの異なる境面からの反射を利用している。
  • 超音波ビーム幅が狭いほど方位分解能が高くなる。
  • 超音波の周波数が低いほど体内での減衰は小さい。
  • 一般に指向性が鋭いほど方位分解能は高い。
  • Bモード画像は反射波の強さを画像化する。
  • Bモードは超音波ビームを走査して行う測定法。
  •  振動子
      • 電圧⇔音に相互に変換する圧電効果をもつ。
      • 圧電素子が利用されている。

 

  • ドプラ法では、
      • 心腔内や血管を流れる血流速度情報を得ることができる。
      • 得られた血流情報をもとに圧格差や弁口面積などの2次情報が計算によって求められる。
      • 胎児心拍数の測定に用いる。
      • カラードプラ法では血液速度の角度依存性がある。